まんぼうのうたネタ日記

はてなダイアリーから引っ越してきました。大阪住みのオバーチャンまんぼうが気になるうたネタを書いています。更新めっちゃ遅いです!

おはぎ=ぼたもちを子孫に伝えるべし!

今日はうたネタじゃなくて、歴史のおはなし。
おはぎ=ぼたもちにまつわる伝承ネタです!


時は戦国時代。遠江(今の静岡県)にいた当時のNo.1武将の今川義元
朝廷からも一目置かれる大物だった。
西の尾張(名古屋)あたりには父親の後を継いだばかりの若造、織田信長がいた。
戦勝歴ゼロ。経験値ゼロ。先代の家臣まで寝返る始末。


両者が戦うことになった。
今川義元が3万人の軍勢を引き連れて攻めて来た。
信長はかき集めても3000人弱。まともにあたったらひとたまりもない。
で、強襲攻撃をかけた。なんとこれが大ヒット!
敵の大将今川義元の首を取っちゃった!


これが1560.5/19桶狭間の戦い(おけはざまのたたかい)で
日本史の暗記キーワードのひとつ。
ここから織田信長の快進撃がスタートするわけだけれど、
それはさておいて。


実はまんぼうの生家は家系図がきっちり残っていて、
ご先祖様は今川義元の家臣。
つまりここでは負け犬で、この戦いで討ち死にしてるんです。


それにまつわる伝承が代々残ってます。
戦いの前にふたつの砦をあっさりと取って、勝ち組の今川陣。
桶狭間で陣をしき、休憩。
「前祝です!」と地元から差し入れのぼたもちが届き、
ちょっとはお酒もはいったのか、軽い祝宴ムードに。


そこへ突然の豪雨っていうか、通り雨。
やっと小止みになったと思ったら、目の前に信長軍が来てた!!
あわてふためく今川軍。用心深い義元は退却命令を出すが、
敗走の混乱の中、討ち取られてしまった。


以来、毎年5月19日になると、
まんぼうの生家ではぼたもちを供えて先祖を供養し、
もちろんみんなで食べてます。
「勝って兜の緒を締めよ」「油断大敵」を子孫代々に伝えるために。
ちなみにお酒はダメですよ。


「おはぎ」って聞くと
この「歴史的負け犬エピソード」を思い出すまんぼうです。