まんぼうのうたネタ日記

はてなダイアリーから引っ越してきました。大阪住みのオバーチャンまんぼうが気になるうたネタを書いています。更新めっちゃ遅いです!

【田中彬博】カフェライブ


京都五条の、某クリーニング屋の2階にあるカフェで
平日の夜にライブがあって、
たまたまオフ日なので見に行きました。
田中彬博】君のライブはそうまでしても行く価値がある!


ギターの名手はたくさんいると思うけれど
フィンガーピッキングコンテスト全国大会で
昨年22歳の若さで三冠王!世界大会出場の快挙は
そうそういる人じゃない。


雨の中、開演ぎりぎりにたどり着いたら
小さな店に12個の椅子。
距離はわずかに2メートル!
まんぼうは10番目の客です。
見回すとお客というよりミュージシャンの顔が見える。
田中彬博】君はプロに慕われるギタリストみたいです。
あ、彼はまだメジャーデビューしていないので
プロの言葉は撤回ですね(笑)


練習代わりに1曲弾いたところで一人、
また弾いたら一人・・・
結局全員で12名の観客相手にミニライブの始まり。
オリジナル曲は彼の感性のままに
その場の情景が浮き上がる曲が続きます。
言い忘れました、ギター一本、歌なしのライブです。


小さな場所でのライブですから
思いっきり絞った音量で演奏します。
そのうち気付いたのですが、雨の音がする。
正確には傍の国道を走る車のタイヤが
水溜りの上を通過する音が演奏に混じる…
外の音を適度に取り入れるために
窓が開いていたのです。
生活の雑音さえもBGMにしてしまう
田中彬博】君の「音の借景感性」には脱帽です。


休憩をはさんで約2時間、実に心豊かな癒しの時間をいただきました。
田中彬博】君のライブはゆっくり満たされる、
乾いた植木鉢に何度も何度も霧吹きで水を撒いて
十分に潤いを与えてくれるようなライブです。


最後、アンコールで、今日は絶対に聴けないと思っていた曲が聴けました!
カバー曲ですが
戦場のメリークリスマス」(坂本龍一作)押尾コータローアレンジ
これを【田中彬博】君が弾くと・・・
背中がぞくぞくして、全身がふるえました。
カメラを取り落とさないように両手で押さえつけました。
音楽の持つエネルギーはすごい!


この日のライブで特に感じたのは
弾いている瞬間よりも弾こうとしているとき、
音を出さずに弦に触れているときの
息遣いのようなもの。
こんなものまで使って自分の感性を
ギターに乗り移らせる人を
まんぼうは【田中彬博】君の他に知りません。


今年の秋はまた世界大会に出るのだそう。
そして、京都学生祭典にもエントリーする気満々です!
2009年の【田中彬博】君から目が離せません♪