ちょっと遅刻か？
最初のアーティストが歌いだしていました。
シルキー・アコ・ドラライブで
すばらしい声を披露した【MEGUMI】さん。
あれから半月しかたっていないのに
ステージに落ち着きがでて、
歌にもパフォーマンスも工夫の跡がみえる。
一番おお！と思ったのはオリジナル曲の聴かせ方。
他人の曲のカバーって、
手本がある分歌い込めるけれど
オリジナル曲はどこも大事だから
結果的に強弱がつきにくくなったり
リズムが平坦になりがちと思ってた。
ずいぶん研究を重ねたね！
聴きやすく、しかもメリハリがついて耳に残る。
兄貴（タロー君）もすごいが
【MEGUMI】さんの伸びしろはすごいです。
２番手はデュアラーズ最若手のユニット
【フライト】です。
ギターボーカルとボーカルのスタイルは【秋休】と同じ。
曲調はしみこむバラードが十八番！
在日の二人は名前も韓国語読みです。
ＭＣはまだまだ素朴で
かみ合わないところもあるけれど
研究熱心で真摯な歌声のステージは
ファンを集めます。
どうりでＣＤが売れる訳だ！
さらに伸びるアーティストですね。
RUIDOは基本、スタンディングなんですが
壁際に椅子に座っている人を発見。
ご年輩ですがとても熱心なファンの方。
先日体調を崩されての入院から
ようやく復帰された感じです。
一脚の上にビデオカメラをセットして
録画しながらの観覧。
3番手は【キャラメルパッキング】
今日一番の盛り上がりを作ったアーティストでした。
一曲目からアレンジがかっこよくなってて
どんどん殻をやぶっていこうとしてるのがわかる。
【そよかぜ】とは初めてのブッキングなんですね！
まんぼう的には意外です。
【キャラメルパッキング】MCには
勢いとスピードと笑いと
ちょっぴりの毒がある。
【ダウンタウン】のトークを聴いているような
意表をつくツッコミに
ついつい爆笑してしまう。
会場を暖めておいてじっくりバラード、
最後にまた盛り上げる。
アウェイの客をも取り込むために
周到に用意されたステージだったと思う。
うん、良かった！！
トリは【そよかぜ】
サポートに【アカシアオルケスタ】の
北川議長（Dr.）むぅ(Key.)
【ZILcoNIA】のカツオ（Ba.）という
豪華メンバーで、しかも気心の知れたメンツ。
シングル発売翌日のレコ初ライブで、
気合いが入っている。
会場隅に座っていたあの方が
待ってましたとばかりに中央に出てきた。
ビデオの一脚を杖代わりにして
スタンディングで楽しんでいる。
一瞬いやな予感がした。ま、気のせいか。
代表曲、新曲、季節にあわせた懐かしい曲、
【そよかぜ】の歌の幅を感じさせるライブ。
途中はアコースティックなアレンジもあり
（むぅさんのピアノが秀逸！）
終盤のところで異変が！
盛り上がり確保の曲「春風」のイントロに混じって
「バタン！」と異様な音。
観客の何人かが走り出し、
ステージに背を向ける集団ができた。
もちろん、ステージ上の【そよかぜ】にも伝わる。
でも、曲は始まっている。
「みんな、もっと前に詰めよう！」
最後だから盛り上がっていこう！！」
大きく手招きをする大根くん。
会場がステージを盛り上げる集団と
倒れた人を運び出し、介抱する集団に分かれた。
倒れたのは、そう、あの方。
こんな予感は的中してほしくないな。
幸いにも貧血だったそうで、
後遺症もなく回復されたそうです。
良かった良かった。
まんぼうも「他人事」で片付けちゃいけない世代。
体調管理はしっかりしなくちゃ。
【そよかぜ】も無事にステージを終えて
最後に全アーティストを呼び込んで
ライブ終了！！
まんぼうもやっとカメラから解放されました（笑）
後で画像チェックしたら
やっぱり【そよかぜ】はステージ後半
アクシデントのあとの笑顔がひきつっていた。
でも、メジャーに近づくほど、周りが大きくなるほど
こういう不測の事態が起こるわけで
それを乗り越えていいステージを求められるんだね。
「同じライブは一つとしてない！」という言葉を
妙に実感した夜になりました。
