club Vijonは久しぶりすぎて
迷った（笑）
ライブハウスの入り口では
まんぼうを誘い出した
ドラムのゆっき君が
ファンの輪の中にいた。
ゆっき君は今日のライブで【shule And christmas】を脱退する。
そのラストライブに
全力で知り合いを呼んだのだ。
他のバンドもおもしろかったんだけど
面識がなかったので
トリの【shule And christmas】だけ書きます。
【shule And christmas】はインストバンド、
つまりボーカルがいない。
メロディーはあっても歌詞はない。
顔で売る（笑）フロントマンはいない。
その代わりに各が楽器を鳴らすことで
主役になるバンドといえる。
昨年、ゆっき君は
自分のバンド【fullsorE】が解散したとたんに
大量のサポートドラムの
オファーを受けた。
サポートを掛け持ちしながら
自分の誕生日に
「正メンバーになるための」
イベントライブ「ゆっきの日」を開催。
ここで観客投票トップで、
加入が決まったのが【shule And christmas】
ステージ上でリーダーの中口くんが転んで
半月板損傷の重傷を負いながら演奏した
壮絶なステージだった。
「ゆっきと富士ロックのステージに立ちたい！」
熱烈なラブコール、覚えてますよ！
そこまでして入ったバンドも
ほかのサポートも終了させて
ゆっき君は新たな選択をした。
それが何なのか詳細は発表されないけれど
（たぶん大人の事情ってやつではないかな・笑）
久しぶりに見た彼のドラムは
進化していた。
ドラムを止めようとする者の音ではなかった。
むしろドラムをドラマティックに
魅せる動きになっていた。
【shule And christmas】自体,
もちろん素晴らしい演奏だった。
脱退するメンバーを惜しむステージではなく
負けずに進化する決意のステージに見えた。
何より新メンバー加入が同時に発表され、
ギター・ベースに加えてキーボードの厚みが加わった。
めくるめく音の洪水に翻弄されるのが
こんなにも楽しいなんて。
インストバンドをなめてはいけないよね！
旅立つゆっき君を全力で送り出し
新たな【shule And christmas】の可能性を提示して
Vijon 熱く揺さぶって夜は更けていった。
