まんぼうのうたネタ日記

はてなダイアリーから引っ越してきました。大阪住みのオバーチャンまんぼうが気になるうたネタを書いています。更新めっちゃ遅いです!

SUAL拳ラストワンマン


ドラム:アッキー
ボーカル:ISAO
ギター:秀
ベース:ホシピー


SUAL拳】と書いて
さるぱんち と読む
大阪を拠点に全国で活動する
インディーズロックバンド。


この4人になる前には
メンバーチェンジした時期もあって、
ごく初期には
一時期、サポートギターとして
cube】時代の一生クンが
加わっていたときもあった。
だから今でも仲がいい。


練習のときミスすると、
cube】ならそのままやりすごすけど
SUAL拳】ではものすごく
緊張感が走ったという。
「俺たちプロだから」
プレッシャーがハンパなかった。
どこかでそんなエピソードを聞いたことがある。


実際に、楽曲も演奏スキルも
メジャーバンドと偽っても
信じてしまうレベル。
各地に熱狂的なファンがいるのも
うなずける。


じゃあ、なぜ解散を?
どうやらメンバー間で
「一定の期間にメジャーに行けなかったら
バンドのあり方を見直す」
了解があったようだ。


メンバーで話し合って決めたこと。
SUAL拳】は今日をもって解散。
ラストライブはそのままDVD化して
オーディエンスに後日販売するという。


会場の大阪RUIDOはSOLD OUT 。
会場に入りきれなかった人たちが
ロビィのモニターに集まった
年代も様々なファンとか
SUAL拳】を慕う
たくさんの音楽仲間とか。


RUIDOの場内ももちろん満員。
今日はカメラもなく
まんぼうもひたすら楽しむ。
ケータイに収めたのは
「夜空の列車」MVのひとコマ。


俺たち、ここまでカッコいいバンドだ!
自意識過剰でもなく
そんなところをみせつけてくれた。
和風なメロディーの「花火」は
松任谷由実】の「春よ来い」に匹敵する名曲だし
ロックあり、ラップあり、壮大なバラードあり
軽く体を揺らすレゲエあり。


・・・なんで【SUAL拳】は
メジャーに行けなかったんだろう?
きっと、わずかなボタンの掛け違いが
続いたんだろうな。


普通に聞き流すはずだった
今日のラストライブ。
DVD買わないつもりだったのに
やっぱり買っておこう!に変わった。


名曲が多すぎる!
これらの楽曲が永久に埋もれてしまうには
あまりにも惜しい!


SUAL拳】メンバーも
全力で目いっぱいの曲を演奏した。
20曲以上ですよね?
セトリなんか皆目わかりません。
なのにみんな知ってるし
どれもカッコイイ!
画像はファン有志から送られたお花


アンコールに入って
これからどうするかって話になった。
一番最後に加入したベースのホシピーくんは
「サポートはするけれど多分バンドはやらない」


リーダーでドラムのアッキーくんは
「なんにも決まってない!」
彼は超ロックなドラマーなので
ポップなアーティストの
サポートドラムが似合わないんだとか。


ギターの秀くんは
「俺はこのままでは終わらない。
頑張って世界を目指す!」
たくましい発言。行って来い!!


ボーカルのisaoくんは
「正直、音楽やめようと思ったけど
…もうちょっと音楽続けます。
だけどバンドをすぐ組むつもりはない。
SUAL拳】以上のバンド組むためには
関西でも日本でも足りないと思う」


で、ソロ活動のサポートとして
ステージ上でメンバーにオファー(!?)
その場でアッキーくん決定(笑)
仲良くて笑っちゃった。


ラスト1曲は「雑草」
これは【SUAL拳】が一番苦しい思いをしながら
全国を回った時にできた歌で
本当に名曲だと思う。
isaoくん、サビで号泣。
うん、ここは泣くところだね。
このままDVD希望です。
へんな小細工はなしですよ!


デビューを夢見るのは一人でもできるけど
デビューをつかむのは多くの人の支えがいる。
ほんのちょっとの分かれ目が
無数にあって
その間に多くの秀逸なアーティストがいる。


そんな感情をリアルに呼び起された
夜がふけてゆきました。