2月第一週ともなれば
寒くて寒くて野外ライブは過酷！
・・・なはずが、この日は
太陽もでて風も穏やか。
何しろあったかい！
春のような陽気になりました。
通りすがりの水仙の花が
真っ盛り！
城天にブースを出しているライブ団体は
sonicform だけだったかな？
あとはアコースティックの女の子が
単独でうたっていただけです。
大阪城ホールは【ポルノグラフィティ】の
ライブに向かう人並みが続いていました。
【Shabby HeArts】のステージは3時から。
ちょうど転換セッティング中。
昨年から見慣れてきた
ギターボーカル・ギター
ベース・ドラム 4人正メンバーでの
ステージはこれがラスト。
この前のライブと大きく違ったのは
ドラムのモリシーくんが
リラックスした笑顔を見せていたこと。
雰囲気もとても明るかった。
なにかふっきれた感じがした。
ライブが始まった。
ミライチズ
Dear・・・
大阪城ホールに向かう人波から数人が
足を止めてライブの輪が膨らむ。
城天フリークはかなりの人数で取り囲んでいる。
いい感じで演奏が進む。
ベースのオーディーくんも
前回のようなうつむきの雰囲気はなくて、
体をうごかして、ベースをカッコよく刻んでいる。
たけしくんのMC。
「僕たち【Shabby HeArts】といいます。
初めて見た人には
なんのこっちゃと思うかもしれませんが、
今日の城天でドラムとベースが
卒業します。
・・・なにか言うことある？」
いや、そこでバトンタッチ？？
いきなり二人に
ＭＣ振っちゃだめでしょ。
結局二人がしゃべることはなく、
次の曲に進んだ。
ボーカルヨースケくんのＭＣ
「次で【Shabby HeArts】最後の曲になります。
「そよ風」という曲で
【Shabby HeArts】を代表する歌なんですが…
はじめてドラムのモリシーが
この歌のドラムを叩いたとき、
感動しまして、
彼と一緒にバンドをやりたい、
そう思った曲です。」
ヨースケくんからモリシーへ
最後のラブコールだ！
いまさら何で、
と思うかもしれないけれど
このＭＣすごくよかったと思う。
今まで一緒にやってきた仲間と
別れるとき
喧嘩別れのままでは
音も歌もバラバラになってしまう。
そんなライブで締めたくはないでしょ。
互いにリスペクトする気持ちを表せば
それは本音だと思うし、
それぞれの将来の為にも
前向きな決断の根拠にもなる。
最後の「そよ風」
過度に感傷的にならず、
明るく伸びやかに演奏できてよかった。
観客も集まって、いい感じに盛り上がった。
こうして【Shabby HeArts】4人ステージは終わった。
ステージ後、
モリシーくんは
「次に所属するバンドは
慎重に選びたいと思います」と語った。
隣にいたオーディー君もうなずいた。
インディーズによくある、
バンドにつきものの脱退、加入、
メンバーチェンジ。
バンドの芯が固まるほど
方向性がはっきりするほど
きれいごとでは済まない
摩擦があるのだろう。
それにどう立ち向かうのか
これもまた人生の選択かな？
道はひとつじゃないから
苦もあり楽もありで面白い。
春になれば新たな動きがあるはず。
【Shabby HeArts】の動きも、
ドラムのモリシーくんの動きも
注目していきたいですね。
