まんぼうのうたネタ日記

はてなダイアリーから引っ越してきました。大阪住みのオバーチャンまんぼうが気になるうたネタを書いています。更新めっちゃ遅いです!

フレデリックワンマンライブ 11/19

フレデリック】の凱旋ワンマンライブ。
まんぼうにしてみれば
遅れて駆けつけた
タワレコのインストアライブ以来。


フレデリック】の評判は上々で、
様々なメディア関係者が話題にしたり、
youtube の再生回数がうなぎ登りに上がって
すでに100万回再生を突破!
うれしい限りです。


仕事が遅くなってぎりぎりにJANUSに駆けつけた。
単独で人混みをかき分けて
前から5列目センターあたりをキープ。
モッシュの危険はあるけれど
そんなの気にしないで楽しみたい!


結果から言うと、
密着はあってもモッシュはなかった。
いつも思うことだけれど
フレデリック】のファンはマナーがいい。
おとなしいという訳じゃないけれど
どこか相手をいたわる気遣いがある。


あまりに長く放置してたブログゆえ
セットリストはすべて
頭から吹っ飛んだ!
というか、【フレデリック】の
ライブを楽しみたいから
記憶というスイッチを
切っていたかもしれない。


ただ、最初の3曲終わったとたんに
ベースのミハラコージくんが
(彼は【フレデリック】のソングメイカーでリーダーです)
「大阪、すごいな!・・・どしたん??」
と笑顔でMC。


フレデリックを愛してメジャーに送り出した
地元関西のインディーズ時代のファンと
「オドループ」にはまって
チケットを買ってやってきた
メジャーバンド【フレデリック】のファンが
いい感じに解け合っている。


最初に畳みかけるような
熱いダンスナンバーが続いたあとは
奇妙な世界観に身を預けて海藻のように
体を揺らせて楽しむ
バラードナンバーが続く。


ライブを楽しみながら思った。
「メジャーに行けてよかったね」
インディーズ時代の【フレデリック】は
ライブの時に笑顔を見せなかった。
笑顔で背中を押す曲がなかったからじゃなくて
いつもくやしそうな雰囲気をまとっていたように思う。


ポップスの王道から異端視される曲調、
各種コンテストにエントリーしても
入賞こそすれ、グランプリには届かない。
一部のファンは熱狂的だったかもしれないが
それほどたくさんいた訳じゃない。


どこか、似てましたね。
flumpool】の前身【cube】も
悔しさをにじませていたっけ。


デビューのきっかけになった
MASH A&R でも
グランプリを穫ったのは
THE ORAL CIGARETTES】で
フレデリック】は特別賞止まり。


ただ、あのときA-sketch の相馬社長が
マイクを握って
「僕はこういうの、好きだなあ!」と言った。
そして今、A-sketch 所属バンドになっている。
「まさか、A-sketchに入るとは・・・」
メンバーの本音が聞けたことも。


順風満帆だったとは思ってない。
1年半以上もかかったメジャーデビュー。
RSGへの出演だって、昨年が初めてだった。
THE ORAL CIGARETTES】にはいつも
一歩差を付けられたようにも見えた。


ほかのバンドと敵対していたわけじゃなくて
インディーズ時代にマイナーな分野だった
フレデリック】がメジャーデビューするためには
克服する壁が高かったのだと思う。


その壁を越えたのが「オドループ」だ。
フレデリック】の持つ中毒性のある
リズム、メロディ、ボーカルに加えて
イントロのすばらしいギターリフも秀逸だし、


なにより歌詞が光る。
「踊ってるだけで退場 それをそっかそっかと言って
お幸せについて討論 なにが正義なんかと思う」


これだけダンスロックが脚光を浴びる一方で
風俗営業法に縛られたダンスホール
時間外営業という名で摘発される
日本の現状をするどく突いてくる。


(話は脱線しますが、
社交ダンス教室って風俗扱いなのです!
住宅地では開業できないんですよ!
おかしいと思いません?)


まったくライブ感想になってないんですが(笑)
ただ、メンバーの顔がとても明るくて
笑顔があふれているのを見ていると
大変でもメジャーデビューできて
手応えをつかんでいるのがリアルにわかる。


よかったね。
頑張れ。
そんな言葉をインディーズの頃のように
フレデリック】メンバーに
リアルに交わすことはもうないと思う。


それはA-Sketchに所属した
アーティストすべてに対して
まんぼうが決めた線引き。
メジャーバンドに敬意を払う姿勢をとりたい。
昔、身近だったからといって
なれなれしいのは失礼だし
ファンにキャリアの新旧はないから。


まんぼうが今日の【フレデリック】を
心から楽しんでいることさえ伝わればいい。
そう思って
笑顔で手を挙げて踊っていた。


アンコールのとき、
「僕らの結成当時を再現します」と
紙芝居を取り出した【フレデリック】メンバー。


あ!
覚えてる!!
最初にに逢った【フレデリック】ライブでも
スケッチブックに書かれた
人魚の絵がステージにあったね。


まんぼうは【フレデリック】の結成当初から
向き合ってこれた幸せものだ。
コージくんの絵は今もフレデリックの活動に
生かされていることが素敵だ。


十分に楽しんだワンマンライブだった。
次は大晦日のReady Set Go!!で
フレデリック】の2014年を締めくくってほしい。