＜インディーズを対象にした
音楽コンテストは数々ありますが
関西インディーズに浸透した
このコンテストも12回目。
はじめてファイナルを見に行きました。＞
ファイナルステージは無料ながら、
基本的に出場アーティストから
招待券をもらわなければならない。
別枠で一般観覧もあったけれど
これは見事にハズレ。
おそらく業界関係者用の招待枠だったんだな。
で、WEB投票でファイナル出場を果たした
【音×AiR】から招待券をもらって行きました。
ファイナルは、二次審査（web投票上位３組）と
審査員推薦アーティスト4組で争われました。
【NA-O】【小玉哲也】【音×AiR】がweb投票通過で、
しかも全員知り合い。すごいね！
多分お目当てのアーティストは
後ろのほうだなと踏んで
遅れて行ったら
目の前に見覚えのある人が。
ヤマハのコンテスト審査員をされている方でした。
こういう人が来るってことは、
レベルが高いんだろうな。
BIGCATに入ったらロビイ奥の通路に
【音×AiR】メンバーがたむろしてた（笑）
「あ！まんぼうさん、お疲れさまです！」
とボーカルの楓くん。
「僕たち、トリなんですよ！
緊張します！やるっきゃないですよ」
しばらくして【NA-O】くんが
ひょっこりロビイに出てきた。
「まんぼうさん！いらしてたんですか！
頑張りますよ！」
挨拶できたのはこの二組だけでした。
会場に入ってびっくり！
満員だ！！
しょうがないのでアーティスト転換のときに
数人出入りする隙間をねらって
じりっじりっと前に詰める作戦（笑）
ライブハウス推薦のアーティストは一つも知らなかった。
【Scenarioart】(ｼﾅﾘｵｱｰﾄ)
という３人組のバンド、
男性と女性のツインボーカルで
めちゃくちゃ透明感のある楽曲だったな。
ちょっと聴いたことない雰囲気でした。
コンテストライブは持ち歌３曲ライブ勝負。
後半３組はweb投票上位アーティストが続きます。
【小玉哲也】くん。
帽子をかぶってギター１本、バックバンドなしで登場。
さすがソロアーティスト！
玄人の域に達しているなあ。
ひとなつっこいＭＣと
イヤでも独自の世界に引き込むライブの対比がすごい！
会場からも「てっちゃ〜ん！」のかけ声がいっぱい！
年令層が若干高めなのはご愛敬。
【NA-O】くんの登場。
おそらく会場の前の数列は
熱心な【NA-O】ファンであふれかえっている。
大きな声援を受けて
たった３曲なのに堂々と
ワンマンライブのように歌いきった！
「CDが売れない時代にインディーズを応援するコンテストがあって、
ファイナルで歌えることはとてもうれしいです」と言ってたね。
知り合いの２組を終えて
ちょっとした違和感を感じた。
【小玉哲也】くんと【NA-O】くん、
おそらく今日の出演者の中で
一番完成度が高いと思うし、
会場を引き込む力も突出してたよね。
ただ、これがコンテストに
有利かどうかはわからない。
インディーズのコンテストって
路線が固まったうまいアーティストより
これからプロデュースして化けそうな
発展途上のアーティストを選ぶ傾向がある。
去年のグランプリが【ココロオークション】だったから
今年もそんな傾向が予想されます。
最後の【音×AiR】前に
【NA-O】ファンに頼んで２列目センターを譲ってもらった。
高校生バンドのプレッシャーを
ちょっとでも和らげたかったから。
頑張るよりも緊張を楽しんでおいで！
【音×AiR】ステージ。ボーカルの楓くんが
いつもの白シャツに赤いパンツに
青い祭りハッピを着て登場！
一気に会場をお祭り気分に持っていって
そのまま最後までノリノリに突っ走った！
正直、すげぇ！！
【音×AiR】この全力投球ぶり、
インディーズではちょっとお目にかかれないかも。
サウンド隊の音のキレもすばらしい！
猛練習を陰で積んできたんだろうな。
良いライブを見せてもらいました。
一人２票の投票をすませた。
お目当てのアーティストに１票、
さてもう１票は？
これが運命の分かれ道、
それに審査員評価が上積みされる。
審査の合間に昨年のグランプリをとった
【ココロオークション】のライブ。
２曲だけだったけれど
グランプリの自信がこんなに音を変えるんだ！って思った。
関西の【ASIAN KUNG-FU GENERATION】的な音を奏でていたね。
いい進化を遂げています。
いよいよ審査発表。
まず、スポンサーからの各賞発表があって
ミズノ賞は【NA-O】くん
Pocky賞は【Scenarioart】が取りました。
他にもあったかな？覚えてないや。
eo特別賞（急遽作ったらしい）は【ワニのいる生活】
このバンドのライブはみてません。
準グランプリは【音×AiR】
やったね！賞金までゲットした！
グランプリは・・・【Scenarioart】！
その瞬間明暗が分かれた。
信じられない！という感じで
喜びを爆発させる【Scenarioart】メンバーと
笑顔を無理に顔に張り付かせている
他のアーティストたち。
これがコンテストライブでいつも見かける
天国と地獄です。
終わって思った。
このコンテストライブは
延びしろを審査する割合が大きなライブらしい。
いろんな緊張感と
関西の音楽、ええやん！と
思わせてくれたコンテストライブでした。
結果報告サイトはこちらから
http://eonet.jp/musictry/2012/final/
おまけ、BIGCATのビルのクリスマスツリーと
愛嬌のあるスノーマンです。
