まんぼうのうたネタ日記

はてなダイアリーから引っ越してきました。大阪住みのオバーチャンまんぼうが気になるうたネタを書いています。更新めっちゃ遅いです!

KANSAI LOVERS 2015

mannbouyannbo2015-09-23

10月31日更新
<たったの1000円で
関西を愛するアーティストの
ガチのフェスが見れる!
なかでも【フレデリック】の
メモリアルなライブが>


今年も、たった1000円のチケットで
大阪野外音楽堂に素晴らしいアーティストが集った。

出演者
(ホームページ公開順)

UNCHAIN
大石昌良
感覚ピエロ
ココロオークション
ジラフポット
toricot
フレデリック
Brian the Sun
bradshaw
LEGO BIG MORL

オープニングアクト

「十代白書コンテストグランプリ」の
NEVRESTAND

まんぼうがついたときはちょうどO.Aの【NEVRESTAND】が最後の1曲を奏でているところだった。


今年は晴れて時々雲がかかる程度の
気持ちの良い天候だった。

不思議なほど各アーティストが全力投球のライブを
見せてくれるカンラバ。

今回は座席エリアとステージの間に
スタンディングゾーンができていて、
その中では多少のモッシュも許される
暗黙のゾーンだった。

バンドばかりのなか、
唯一のソロ出演の【大石昌良】君の
「ソロの限界に挑戦する」ステージが
テクニックや盛り上げ方では
秀逸だった!


今回のトリは【フレデリック
すでに告知されていた通り
今日のステージでドラムのkaz.さんが脱退する。
最後の4人フレデリックを見届けようと
多くのファンと、たくさんの音楽好きが見守った。


「家族のようなバンドを組みたい」と言って
結成した【フレデリック
ずっと4人でやってきて
そのチームワークのスゴさは
インディーズ時代から見てきた。


とくに精神的な支えになった
バンドのお父さん役ともいえる
kaz.さんが
東京に軸足を移して活動しようとする
フレデリック】メンバーの中で
唯一関西に残る道を選んだ。
リアルな家族を守るためだと思う。


お互いに話し合って、喧嘩もして、
最終的に納得してこの日を迎えたはずだった。
でも、ボーカルのけんじ君の表情からは
体を引きちぎられるような感情を見て取れた。


インディーズ時代の曲から
新しい曲まで、一気に駆け抜けた。
渾身のライブだった。
途中涙ぐんでるメンバーもいたけれど
無理もなかっただろう。


圧倒的なアンコールに応えて
メンバー登場。
「新しいフレデリックに進み出すために
今までのフレデリック
オワラセナイト!!」
悲痛な叫びに似たコールで始まった
アンコール曲。

前のスタンディングゾーンは
異様なほどのモッシュになった。

そして、この歌の本当の意味は
このライブだったのだと思い知る。


KAZ.君の脱退話とほぼ同時に作られた
このキラーチューンは
「終わらせないと始まらない
始めるためにオワラセナイト」と唄う。
この曲を歌い続けることで
メンバーの次への覚悟を固めてきた
こんなにも重い意味を持つ歌だったんだ。


途中でけんじ君が涙で声が詰まった。
「歌える?」
会場が一斉に歌い継ぐ。
その間に深呼吸してけんじ君もまた歌いだした。
このシーン、どこかで見たな。


そうだ。初めての武道館公演での
星に願いをを歌った【flumpool】隆太くんが
落ちサビで詰まって歌えなくなったときに似ている。
でも、【フレデリック】のほうがもっと切ない。


本当にメモリアルなステージだった。
その後の打ち上げで
kaz.さんは会う人ごとに
「これからの【フレデリック】に
応援をよろしくお願いします!」
と頭を下げてまわったという。
本当に最後までお父さん役だったね。


新しい【フレデリック】は
地に足をつけて走り出している。
3人になっても「家族のようなバンド」を
心の支えにしていると思う。