＜偶然に偶然が重なって
湊町リバープレイスに
北国の歌姫が舞い降りました
不思議な出会いに感謝の
Ｋ−ＳＡＰ無料ライブ＞
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北海道から飛び入り【池田恵】9/16
いつもブログをご覧の方は
まんぼうがメールを読めずに四苦八苦してるのをご存知ですね。
この日もそう。
スタッフしているＫ−ＳＡＰの集合時間のメールが読めずに、
早いほうがいいと11時に行ったら誰もいない！
12：30まで待ちぼうけする羽目に。
この偶然がひとりの女性とまんぼうを引き合わせました。
12時過ぎ、リバープレイスには人影もまばら。
何もすることがなくてじれったい思いのまんぼうの目に
Ｋ−ＳＡＰのポスターを見つめている女性の姿が。
しかもギターを抱えている。
これは今日初めての出演者かな?
実は出演者リストも確認してなかったまんぼうです。
「あの〜Ｋ−ＳＡＰの方（出演者）ですか？」byまんぼう
「はい…これって今日あるのですか。」
はいっ？？？出演者なら知ってるはず！
「これって飛び入りで出演できますか？」
なに？飛び入り?誰か出演者のアーティスト仲間なんだ！きっと。
「申し遅れました。私は北海道からきた【池田恵】と申します。」
ほ、ほ、ほ、ホッカイドー〜〜〜！！！
差し出されたチラシは翌日のなんばハッチで行われる
“シンガーコンテスト全国大会本選”の告知が。
「この本選に北海道代表として選ばれました。」
それって、なんかすごくないですか？？
「今日大阪に着いたばかりなんです。」
もしかして、ホントに偶然の出会いですか？
で、ホントに飛び入りが認められました！
とりあえず出演申請書を書いてもらって、簡単に説明をして、
自己紹介のフライヤーを手書きで作ってもらって、
リハも順番を決めて（飛び入りなので最後のほう）
【池田恵】さんの音源も物販することにして…
「あの、歌はいいんですが、私ギターを練習初めてまだ間もないので
どなたかギターサポートお願いできませんか？」
え？オリジナル曲のサポートを楽譜もなしに？耳コピでするってこと？
聞いた瞬間のけぞりそうだったけれど、
こんなことができそうなのは【そよかぜ】の浅沼くんか【信政誠】くんしかいない。
頼んでみた･･･断られた。無理もないです。
「やっぱり自分でがんばってみます。」
リハを聞いてみた。確かに・・・4ストロークだけれどギターがおぼつかない。
ギター歴は、なんと1ヶ月！！
でも【池田恵】さんは全然負けてない。
シンガーとして歌うことが嬉しそうに歌いきりました。
声の質はいいですよ。あとは本番、どこまでできるか？
出番は後半の一番手に決定。
この日は前版もいいアーティストが続いていたし、
後半にいたっては実力派ぞろい！
正直ハラハラしていました。大阪のレベルと争って気落ちして、
明日のステージへのモチベーションが下がったらどうしよう･･･
大阪の路上で、このギターレベルでは、立つことさえままならない。
札幌在住の彼女はとても素直な気持ちでステージに立ちました。
まずは洋楽のカバーで一曲。リハでも歌っていた歌。
途中でギターが詰まる。私ならパニックになりそう。
でも、落ちついてそこから歌い直してみます。
さらにオリジナル曲。題名が「あきらめない自分」
まさに【池田恵】を紹介するためにうってつけの歌。
最後までギターは未熟だったけれど、
きれいな声で歌いきってくれました！！
出番が終わっても他のアーティストを食い入るように見つめ、
吸収している姿は感動的ですらあります。
何人ものアーティストと話して多くのヒントを得ていたようです。
イベントが終わると、ホテルのチェックインがあるからと
見知らぬ夜の大阪の街を去って行きました。
何だろう。技術とかテクニックレベルとかじゃなくて
久しぶりにひたむきなまなざしを感じた日。
後日メールで報告が来て
「なんばハッチの大会ではギターの未熟さで悔しい結果になりました」
言葉とは裏腹にとてもいい刺激を受けて帰ったらしい
充実した文面に、思わず微笑んでしまった。
いつか北海道出身のシンガー【池田恵】の名前を聞けたらいいな。
そんな夢を置き土産に
北国の未来の歌姫はもうすぐ冬の気配がやってくる
札幌に戻っていきました。
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