まんぼうのうたネタ日記

はてなダイアリーから引っ越してきました。大阪住みのオバーチャンまんぼうが気になるうたネタを書いています。更新めっちゃ遅いです!

大阪音楽祭で感じたこと9/30

mannbouyannbo2006-10-05

<画像はグランプリ受賞の
久ぼたなお子】さんの
演奏後のインタビュー風景。
グランプリが発表された瞬間
場内がしーんと静まり返った
のが印象的でした>


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大阪音楽祭で感じたこと9/30



服部良一記念 大阪音楽祭
ザ・ストリートミュージシャングランプリ’06
という、
なんとも権威のありそうなコンテストがありました。
いろいろなコンテストがあるけれど、
ここのは最終選考まで残ると
メジャーレーベルの担当者が審査員席に何人も座るという、
ほとんどメジャープレゼンに近い形式で本選が進められます。


去年は本選が大阪・南港ATCでおこなわれて
観客も多く開放感いっぱいのライブだったけれど、
審査員が「ろくなやつがいない」的な批評をしてて、
「何言ってるの?」と思った記憶があります。
一般人とスカウトの視点の違いでしょうか。


今年の本選会場は中ノ島、中央公会堂。
重厚なオペラハウスのようなホール。
さすが国の重要文化財だけあります。
1618名、877曲のエントリーから予選を勝ち抜いた23組のアーティストが
ここで1曲勝負のプレゼンに臨みました。


聴いていて「今年はレベルが高い!」と感じました。
中だるみするような出演者はいないし、みんなアピールを心がけている。
上手い下手でいえば、下手な人が出るわけはない。
中間の審査員のコメントでも
去年と違って辛らつなものはほとんどなくて
ついついほめ言葉になっている人も。


審査の後はアジア各地で新人デビューの女性アーティストのライブや
この企画が後援してメジャーデビューした
男性アコースティックユニット【ちめいど】と
毎年ゲストで出ている【植村 花菜】さんがライブしてくれました。


審査発表で各賞の発表。
まんぼうの知っているアーティストでは
信政 誠】くんが熱演賞を受賞していました。


それぞれ盛り上がった後にグランプリの発表。
「エントリーナンバー14 【久ぼたなお子】さん!」
その瞬間会場内がしーんと静まり返った気がしました。
ややあって、拍手が起こりました。
そして、何よりも本人が
狐につままれたような顔で舞台に上がってきたのが印象的でした。


何か引っかかりを感じながら聴いた【久ぼたなお子】さんのステージ。
ひとりでギターを弾いて演歌?と間違うような
静かで暗い感じの歌を歌っていました。
パフォーマンス的には一番目立たない人だったと思います。
だから会場には意外感が漂いました。


表彰に現れた音楽評論家の小西良太郎さんが声をかけます。
「あんた、去年も出てたよな。やっぱり暗い歌を歌ってた。
今年は少し顔を上げて歌ってたな。よくみたら美人だよ。」
思い出した!「久保田直子」(漢字うろ覚えです)で去年も本選で歌っていた!
2年連続で本選に出た時点でかなりのポイントを稼いでいたのかも。
「暗い歌」を個性にしている人は確かに珍しいですね。


ポスト「中島みゆき」的に存在感をみがいたら
メジャーデビューも近いかもしれません。
なにはともあれ【久ぼたなお子】さん
グランプリ受賞 おめでとうございます!!


審査員の講評を聞いていると今のメジャーは
新人を育てることをしないのかな?というくらい
あれもこれもと、さまざまな要求をしてきます。
それだけ満たしていたら自力でもデビューできる と思うほど。


沢山のアーティストを見飽きたスカウトは
際物のようなずば抜けた個性を探すけれど
同時に高いレベルも要求されるから
アーティストは完成度の高いステージを見せようとする。
すると「荒削りで良かったのに」・・・限りなく矛盾してる。


音楽業界で飯を食えるようになるには
さまざまな人から押し寄せる声に
腹をくくって矛盾を飲み込む覚悟が一番いるのかも。
インディーズとメジャーの間にある
普段はみえない川のようなものを垣間見た気がしました。


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