アンコールの大声に
メンバー３人が飛び出してきた。
べぇ〜ちゃんがすでに涙ぐんでいる。
杉ちゃんがお礼を言って、
ピアノの椅子に座って話し始めた。
「うすうす分かってる人もいると思うけど
このライブをもって僕らは神戸を離れて上京します。
昨年メジャーデビューさせてもらって
今年アルバムが出て、
たくさんの人に聴いてもらえるようになりました。
僕らもっともっとたくさんの人に会って歌を届けに行ってきます。
いつか神戸に戻ってきたらVARITを１ヶ月借り切って
【WEAVER】ワンマンライブをやりたいです！」
（後日ブログで「言い過ぎました」と１週間に訂正・笑）
おっくんにバトンタッチして
「でも関西に来ないわけじゃありません」
と6/27のクアトロライブの告知。
その間にピックを忘れたのに気づいた杉ちゃん、
「ちょっと取りに行ってくるわ」
手を振りながらステージをはける。
すぐに戻ってきた杉ちゃんにおっくんが
「お帰り♪」
「ただいま♪」
シリアスなんだか可愛いんだかわからない（笑）
「Whistling in the dark」は高校生のとき、
受験でバンド活動を中断しなければならなかったとき、
これからどうなるか不安で、
それでも打ち消すように強がってみた歌だと
どこかで聞いたことがある。
杉ちゃんが気を落ち着けて
愛用のギブゾンのギターを弾き始める。
丁寧に弾きながら思いをこめる。
2コーラス目からはピアノとベースとドラムで。
べぇ〜ちゃんは絶対に見えてないだろうな。
涙でかすむ視界の中で
感覚だけを頼りに叩き続けた！
見ているこっちも熱いものがあって、
ちょっと視線を落として瞬きしたら
まぶたが熱くて・・・
涙がこぼれた。
そんな自分にあわてるまんぼう。
アンコール2曲目、「トキドキセカイ」へのメドレー！
舞台が暗転。一気に弾き始めたピアノの音が鳴らない！！
ライトもつかない。まさか、停電？？
ベースとドラムだけのイントロが進む。
耐え切れずに杉ちゃんが叫んだ！
「いやだよ！もう1曲やらせてよー！」
んん？違う曲が聞こえる。
これはアニメ「onepiece」のオープニング曲「冒険者たち」だ！
するとステージ右横のスクリーンに突然映像が！
一人ずつ前を向くのはVARITのスタッフさん。
「WEAVER VARIT 3DAYSワンマン おめでとう！！」
見たいなテロップが 出て
（あんまり覚えてないんで間違ってたらゴメン！）
やっとライトがついたと思ったら
【WEAVER】の育てのアニキ、
南出マネージャーから花束の贈呈！！
完全なサプライズでした！
メンバー一人づつ何か話すことになったけど
この時点でべぇ〜ちゃん、号泣！！
なかなか言葉にならない。
やっとの思いでしゃくりあげながら
「ホンマにここは高校生の頃からライブさせてもらってて、
叱ってもくれたし、こうしたらいいとか教えてくれたし
思い出のある箱やから…、ほんまにありがとうございます!!」
「ホンマ、こういうライブがやりたかってん！！
僕らの音楽で、来てくれた人が全員で
笑顔になってくれるライブがしたかってん！
今日それができて、このVARITでできて、
ほんまに良かった！！（号泣）」
おっくんは
「俺ら（杉ちゃんを指して）汗びっしょりかくから
汗か涙かわからんよな。」
そう言いながら、やっぱり泣いてる。
杉ちゃんもいっぱいお礼を言ってたね。
「ほんまに」今日も多かったけど。
仕切りなおして「トキドキセカイ」
べぇ〜ちゃんが泣きながらドラムを叩いてる！
だけど悲しくて、じゃないのね！
感激して、感動して、嬉しくてたまらないって感じで
スティックがはねるように宙を舞う。
おっくんが汗と涙を散らせながら
懸命にベースを弾いている。
それでもすぐそばまで来てくれて
華麗なベースプレイを間近で見ることができた。
一番落ち着いて歌っていると思ったのに
杉ちゃんがふいにサビで止まる！
これ、武道館の【flumpool】隆太君の「星に願いを」と
同じシチュエーション！！
もちろん必死に歌ってカバーしましたよ！
杉ちゃんの涙も汗もキラキラしてました♪
メンバーが花束を抱えて
いっぱいいっぱいに手を振りながら
袖にはける。
すぐに沸き上がるダブルアンコールの
「WEAVER!」コール。
これはいつもとと同じアンコールか？と思ったら
合いの手が入った（笑）
「WEAVER ｵｲｯ！WEAVER ｵｲｯ！・・・」
出てきた3人は少し落ち着いてきた様子。
「最後はやっぱりこれで」と
今日2度目の「ネバーランド」
言いたい思いを伝えたあとのこの曲は
【WEAVER】3人の旅立ちの決意表明そのものです！
そして【WEAVER】とみんなで記念撮影！
まんぼう、最前列だったので
べぇ〜ちゃんの10センチそばで
写真に納まる快挙（！？）
3人で高々と両手を上げてお辞儀をして
3日間のワンマンライブは
本当に幕を閉じました。
