まんぼうのうたネタ日記

はてなダイアリーから引っ越してきました。大阪住みのオバーチャンまんぼうが気になるうたネタを書いています。更新めっちゃ遅いです!

関西空港でジェットコースター!?


フレデリック】の台湾での
初のワンマンライブを見届ける旅は
すべてが順調だった。
・・・関西空港に着くまでは!


まんぼうがいつも利用する
Peach便に乗るために
第2ターミナル行きの連絡バスに乗る。
国際線エリアが新しくなったんだな。


バスがついたら
プリントの二次元バーコードと
パスポートで搭乗手続きをして・・・
うん??パスポート?
あれ、持ってきたっけ???


突然、足下に落とし穴が
ぽっかりと口を開けて
暗い闇に落とされた気がした!
パスポート持ってきてない!
これじゃいくら言い訳したところで
出国できないじゃん!
どうする?どうすればいい?


バスが第2ターミナルに着いて、
他の乗客が降りるのを見計らって
運転手に話しかけた。
「忘れ物をしたので駅に戻りたいのですが、
このまま乗って帰っていいですか?」
「一度降りて、向こう側の乗車口から
もう一度乗ってください。」


関西空港から自宅に戻る。
電車1本、乗り換えなしとはいえど
片道45分。往復すれば2時間弱。
パスポートをつかんで戻っても
予約した便は飛び立ってしまう。


こっそりと自宅に戻ったが
ツレアイに見つかった。
「どうした?行ったんじゃなかったか?」
「戻ってきた。パスポート忘れた。」
「まったく!これだから・・・」
「あなたの話じゃないから、邪魔しないで!」
「どうするんだよ」
台北便はたくさん出てるから、代わりの便を取るわ。
・・・少し高くつくけど。」


念のため後続のPeach便を検索。
すると「今日のチケットは完売しました」
やばいな・・・
かなりの高額出費を覚悟しなくちゃ。
関西空港から台北行きのフライトは
多くの会社からでているので
1時間に1〜2本ある。
これなら空席待ちでも取れるはず。
そう思って関西空港に戻った。


Peach以外の国際線は
第1ターミナル4Fで受付する。
4Fにあがって驚いた!
人、人、人・・・・
なんでこんなにごった返してるの?
各航空会社のカウンターがどこにあるかも
見分けがつかないほど
人があふれている。
とても嫌な予感がする・・・


台北便がありそうな会社のスタッフに
「今日のフライトの空席はありますか?」
と聞くが、
「今日は満席です。」
のこたえが次々に帰ってくる。
今日はアジア圏の旧正月休暇の最終日だ!


そうしている間にも
朝のフライトに乗った乗客が
次々と飛び立ってゆく。
旅行会社のH社のスタッフに
「なんとかなりませんか?」と頼んだら
「ここでチケットを売ることはできません。
海外ツァーデスクの電話が10時からつながるので
検索してもらえますよ。」


航空会社カウンターの一番端っこが
China Airline で、
隣にJALのカウンターがあった。
JALの地上係員に頼むと
「いまのところ、次の便は
ビジネスクラス1席だけ空いていますが
すでに空席待ちの方が数名いらっしゃいます。
あと、空港ではいっさいの割引がないので
普通料金でも15万円、
さらにビジネスクラス料金が加算されます。」
と気の毒そうに言われた。


藁をもつかむ思いで
10時きっかりにH社海外デスクに電話。
「フィリピン航空で往復8万円でご用意できます。
ただ、メールでやりとりしてバウチャーを作成し、
カード決済になります。」
「ちなみに行きのフライト時刻は?」
「今日の16時50分発です。」


・・・だめだ。
フレデリック】ライブに間に合わない。
このままあきらめて家に帰るか?


でも、自分は何のために
今日台湾に行こうとしてるのか?
4ヶ月も前から心に決めて
フレデリック】のメンバーに
宣言までしたんじゃないか?
ここで行くのをあきらめたら、
自分が後悔するんじゃないか?


China Airline のカウンターに戻った。
先ほど聞いた「次の便」は、
もう間に合わない時刻だ。
「すみません!一つ後の便の席は取れますか?」
「これも、ビジネスクラスですよ。高いですよ。」
「それでもいいです。
どうしても台北に行かなくちゃいけないので!」


さすがに、エコノミークラスで
欧米への片道分くらい?の値段。
一瞬くらっとしたが
「それ、お願いします!カードで!」


係員がいちいち顔色を確かめるように
チケット状況を確認する。
途中で気が変わるんじゃないかと
思われたみたい。


「帰りの飛行機はどうされますか?」
「もともとPeachで往復取っていたので
帰りは予定通りにPeach便を使います。」


「それ、前もって確認済みですか?
ふつうは、往復チケットを取っても、
往路便を使わない場合は
帰りのチケットが
キャンセルされることが多いんですよ。
そうなると、台北に飛んでも
帰りの便がないという理由で
入国できなくなりますよ。」


背中に冷や汗が流れるのがわかった。


Peachにはあとで確認をとりますので
チケット発券してください!」
「では、こちらの書類を持って
あちらのJALカウンターでお支払いください。」


ようやくチケットの見通しがたった!
と思ってクレジットカードを渡したが
「最近、カードの引き落としに
不備などありませんでしたか?
・・・カードの承認がおりません。」


な、なに〜!!!?
カードの承認がおりないなんてこと
いままで一度もなかったのに!
定年で仕事リタイアしたから
高額の支払いに
待ったがかかったのか?


「えっと、…ATMありますか?
お金おろして現金で支払いします。」
「それなら問題ありませんよ。」
国内線カウンター近くのATMで
「チケット分全額引き出しできますように!」
と強く念じてカードを投入。
・・・やった!


チケット代金をそろえて持って行くと
やっと領収書が発行された。


とても寒い日だったのに
体はほてるわ、
汗びっしょりになるわ、
まるでジェットコースターに乗ったような
グルグル感覚だった。


ここでもう一度、第2ターミナルに向かう。
Peachの復路便にちゃんと乗れるか
確認しないと
台北で置き去りにされてしまう!


カウンターに行ってバウチャーを出して
往路便に乗れなかったこと。
復路便は利用したいと話すと
「あー、このままでOKですよ〜。」
と、いともあっさりと言われた。


え?それだけでいいの??
こっちはもう一度、
便指定からやり直さないと
ダメだと思って
がっちり身構えていたのに!


また第1ターミナルに戻った。
次は搭乗手続き。
あ、ビジネスクラスって
待機列の並びかたも違って
長蛇の列を尻目に
すぐに案内されるし
カウンター前にじゅうたんが敷いてある!


やっと搭乗券が渡された。
ビジネスクラスのお客様には
お食事券かお買い物券を差し上げるか、
ラウンジ利用を選んでいただきます。」
なにそれ、そんなサービスついてくるの!
入ったことのない「ラウンジ」を選択。


日本航空のさくらラウンジが
ご利用いただけます。」
搭乗券と同じ仕様の
ラウンジ券が手渡された。
China Airline の関西空港
完全にJALのサービスになっていた。


手荷物検査と出国審査は大混雑。
そしてここでも主要な言葉は中国語。
あ、韓国語もけっこう多かったね。
日本にこんなにたくさんの人が来てたんだ〜。


自分の前の韓国人カップルが
二人だけのラブラブモードで
微妙にイチャつきながら
しょっちゅう列を
はみ出していたのには苦笑い。


自分の後ろの4人家族は台湾の人かな?
おかあさんの発音が穏やかで、
意味はわからないけれどほっこりする。
これが聞き取れるように
なりたいと思った。


指定されたさくらラウンジに。
ホテルのフロントみたいな入り口を通って
中に入ると、広いエリアは
ちょうど正午頃だったからか
ホテルのバイキングみたいだった。


軽食中心だけど
ご飯におかずにパンケーキやクッキー、
飲み物いろいろあって
アルコール類も充実。


これが無料で
好きなだけ利用できるんだ!
奥の方には椅子を倒して
仮眠できるスペースもあった。


自分は一人ずつ区切られたデスクスペースに
飲み物を持ち込んで
このブログネタを書き始めた。
こんな体験、そうそう
できるもんではないですからね。


つづく