カリヨンタワーの下に小さなステージと
PA設備と物販テーブル。
そして歌声に誘われるように
人だかりができていた。
大阪駅の人通りの多い通路で
警察の排除なしに歌えるのは
とてもうれしい。
たとえ、短い時間でも
四組のローテーションで分けあっても
安心して歌える幸せ。
ちょうど【クレール】のデュエットが歌っていた。
声量のある男性ボーカルに
柔らかな声の女性コーラス。
ギターとキーボードで
バラードがすてきなユニット。
６時のカリヨンが鳴ってから
【そよかぜ】のステージスタート。
のっけから盛り上げる。
「春風」で掛け声に手拍子に振り付けまで。
合間にMCで笑わせて、
「ここに駆けつけた皆さんは
日頃のストレスを発散したいんでしょ！
用意はいいですか？行きますよ〜！！」
と煽りにあおってから
「メガギガテンション」
「最後に
この野外ステージにぴったりな
【そよかぜ】渾身の一曲があります」
と前置きして歌うのは
「空に向かって」
手拍子、かけ声、手を突き挙げたり
ワイパーのように振ったり
ライブハウスのパフォーマンスと
変わらないアクションを求める大根くん。
この「ストレス発散型ライブ」が
今の【そよかぜ】の真骨頂です。
浅沼くんなんか半袖Ｔシャツ一枚で
頑張ってましたよ。
「次は大先輩の【ワライナキ】さんです。
僕らは次は８時から歌います。
そよかぜらしいステージにするので
ぜひ見て下さい」
次の【ワライナキ】さんの転換時間に
物販ブースに近づいたら
もうすぐ誕生日の【そよかぜ】ヨッシーくんが気づいて
「まんぼうさん来てるよ」
大根君は「ああ、『まんちゃん』ね」
このタメ口も大根くんならでは。
事務所から独立して
自ら社長になった今でも
大根くん、変わってないですよ。
主婦業のタイムリミットなので
これで帰りました。
次はいつライブに行こうかな。
