〜「今年はライブ活動を増やしたいです」〜
大阪・天王寺駅前。週末になるとあちこちで何組ものストリートライブが始まります。
そのなかでひときわ人気を集めている3人組がCUBE(キューブ)。
きれいなメロディーとハーモニーにプロの新曲キャンペーンかと足を止める人も。
歌に癒される女性ファンも急増中という彼らに突撃取材を申し込みました。
メンバーは山村隆太（やまむらりゅうた）さん、阪井一生（さかいかずき）さん、尼川元気（あまかわげんき）さん。
今年成人式をそろって迎えたというフレッシュメンバーです。
＜活動はいつから始められたんですか？そして、どんな風に？＞
はじめはコピーからストリートライブをはじめ、オリジナル曲の自主制作ＣＤ発売を機に2004年8月からCUBEとして活動中です。
毎週、土曜は天王寺でストリートライブ。昨年12月に初のワンマンライブを行いました。
＜ストリートライブで手ごたえを感じるのはどんなときですか？＞
やっぱり、人がたくさん来て自分たちの歌を聴いてくれるときですね。
自分の調子の良し悪しもあるけれど、たくさん人が集まってくれると、どんどんテンションが上がってきます。
自主制作ＣＤ(3曲入り)が売れるのもすごくうれしいです。
＜ライブハウスとどう違いますか？＞
ライブではバンドだし、ドラムが入るので迫力が違いますね。
お金を払って聴きにきてもらうのってすごく緊張するけれど、後の達成感がたまらない。
今年はライブ活動をふやしたいです。いま、ドラムメンバー募集中です。
コレ、ほんとに載るん？マジですか。書いておいてくださいね。
＜カラオケサイトとして是非はききたい！それぞれのカラオケ利用法を教えて下さい＞
・ボーカルなので、歌が上手になりたい。そのために練習で利用してます。選曲は好きなミスチルなんかですね。（りゅうた）
・自分は上手いってところを見せたいです。気心のしれた仲間なら高いキーで歌うけれど、あまり知らない人の前ではわざとキーを下げてじっくり聴かせてみたり。（げんき）
・限界に挑戦するほう。キツイなーと思っても、高めの歌を原曲キーでメいっぱいがんばってしまうタイプです！（かずき）
＜歌が上手になりたい人へのアドバイスは？＞
・才能！やっぱりメジャーになるレベルで言えば才能や声質はぬきにして語れないですよ。（げんき）
・努力！まず自分の声をよく聞くこと。あとはひたすら努力あるのみですね。（りゅうた）
・カラオケやってたら上手くなる。（全員）
＜今年の抱負を聞かせてください。＞
今年は勝負の年なんです！1年活動してきたけれど、今年はさらに色々なことをやっていきたいし、メジャーにも挑戦していきたい。
今年やってダメだったらこの先も芽が出ないんじゃないかってくらいの意気込みがあって、まさに正念場だと思ってます。
具体的にはドラムを加えてのバンドライブ活動、各種オーディションへの挑戦やメジャーへのプレゼンテーション、新作ＣＤの製作ですね。（＊2）
取材直後のストリートライブでも、「この曲（キミイロ）を次のＣＤにしようと思っています」と予告して、ファンにアピールしていたCUBE。
それでも、彼らがメジャーデビューを果たせるかどうかは未知数です。
全国には数え切れないストリートから熱い思いを歌にする若者が大勢いるから。
けれど、こんな熱い気持ちがニッポンの音楽界にどんどん流れ込んでいくことが世の中をハートフルでホットに変えてくれる気がして、思わず肩入れしたくなります。
がんばれ、ストリートライブの若者たちよ！
＊１インディーズとはアマチュアという意味ではなく、大手制作会社に所属せずに映画、レコード・ＣＤなどを独自に製作・販売を行うアーティストやプロダクション、会社などのこと。語源は「独立」を意味するindependentから転化。
＊２ このインタビューから1ヶ月後にバラードの名曲「キミイロ」のアコースティックバージョンCDを自主制作しました。
