まんぼうのうたネタ日記

はてなダイアリーから引っ越してきました。大阪住みのオバーチャンまんぼうが気になるうたネタを書いています。更新めっちゃ遅いです!

初めてのビジネスクラス


なにこれ〜!!
近未来のコクーンが並ぶような
独特の室内には
一人ずつの席が向きが変わっていて
個室感満載だ!


エコミークラスの3〜4倍の
場所を一人で使う感じ。
設備といい、至れり尽くせりの設計といい
これならビジネスクラス
「高い」とはいえないね。


席につくとナッツの小袋と
グラスのジュース
(ガラスのグラスですよ!)
が運ばれてきた!


一つ一つの席の角度を変えているので
ビジネスクラスでは誰一人として
横の人を覗き見できるように
なってないのがすごいところ。


この位置関係だと、
知り合いと一緒に乗っても
個室的空間になってしまうので
必然的におしゃべりができない。
実際は台湾や中国人の
利用が多かったのに
ものすごく静かな時間を過ごせた。
 

背もたれをいっぱいに倒して
足を延ばしてリクライニングにすると
大柄な男性がほぼ真横になっても
ゆったり足を伸ばせる設計だ。
しかも後ろの人の迷惑にもならない。


大きめのビジョンモニターに
ヘッドフォンで映画を楽しむもよし、
折りたたみのテーブルをのばして
読書もよし。
木目調のボックスを開けると
ゲーム器があったり、
高さの調節ができる肘かけがついてたり。


背もたれクッションと
羽毛のブランケットも装備。
スリッパも備えてあったけれど
スタッフさんが女性用に
少し小さめサイズに取り替えてくれた。


ビジネスクラスは全部で36席。
18席ずつを、男女一人ずつの専属のスタッフが
なにくれとお世話してくれる。
その中で特に印象的だったのが
まんぼうのお世話をしてくれた
男性のスタッフ。


背が高くてほっそりして
相当なイケメンのみならず、
日本語もしゃべれる台湾人。


その日本語が、かなりのオネエ言葉!
しかも肩を軽くゆすったり
指先でしなを作ったり・・・
月9ドラマでヘアスタイリスト役の
「きんちゃん」みたい!
そこで名付けて「イケメンきんちゃん」


「はあ〜い、お食事のメニューね。
こっちが日本語なの」とイケメンきんちゃん。
台湾風洋食(チキンとビーフの選択あり)
または和食を選ぶスタイル。
注文を取りに来たとき、わざと
「洋食。チキンで」と言ったら
ちょっと戸惑ったような
顔になったイケメンきんちゃん。


しばらくして
「ごめんなさ〜い、
チキン、ちょっと少ないね〜。」
と言いにきたイケメンきんちゃん。


「じゃあ、和食で。」
と言ったらぱっと明るくなって
「はあ〜い、和食、用意できますよ〜♪」
こいつ、日本人のオバチャンなら
喧嘩にならないと踏んだな(笑)


出された機内食松花堂弁当風の容器に
エビ、かにの爪、紅鮭のあんかけ煮、
花形に抜いた人参をはじめとする煮物など。
じつにおめでたい色合いで、
披露宴で出てきそうな料理だった。
そうか。これは新年のお節料理アレンジなんだ!


料理を食べ終わると、
イケメンきんちゃん登場。
「デザートは〜、
和菓子とアイスクリームえらべま〜す♪」
「じゃ、アイスクリームね。」
「ウーロン茶とコーヒーも選べますよ〜。」
「コーヒー。ブラックでね。」
「かしこま〜りました〜♪」


さて、向かいの側で
和食を食べていた人の所に
フルーツの盛り合わせが運ばれてきた。
そういえば、メニューにも書いてあったっけ。
さては、イケメンきんちゃん、
出す順番をまちがえたな。
どうするか、黙って様子を見てみよう。


コーヒーを飲みながら
ハーゲンダッツの抹茶味を
ちょっとずつ食べながら
スタッフルームをさりげなく見ていると・・・


程なくして、イケメンきんちゃんが
フルーツの盛り合わせをトレイに乗せて
しなを作りながらやってきた。
「すいませ〜ん。」
そこで息を切ってからめっちゃ明るく
「フルーツの盛り合わせは〜↑、いかがですか〜?」


あまりの演技力に
吹き出しそうになるのを
必死にこらえながら
「どうもありがとう」と応じた。


イケメンきんちゃん、
これで窮地を乗り切ったと判断して
意気揚々と引き上げる。
いやあ、楽しいわ!飽きないわあ!!


豪華な設備とおいしい料理。
個性的なスタッフサービスもあって、
実に快適なフライトを過ごせました。
唯一残念だったのはモニター画面の
使用言語で日本語を選ぶと、
画面がリセットされて使えなかったこと。


その分、イケメンきんちゃん劇場の
「ライブ」を楽しめたからいいか(笑)
雲間から真っ赤な夕日が沈む頃に
桃園空港に無事着陸した。