＜解散表明から1ヶ月。
多くのバンド仲間と
ファンで満員の大阪MUSEで
最高のライブで燃焼
しつくした4人組＞
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Brunch Thru ラストライブ8/4
バンドのメンバーが脱退する。
それぞれの事情があるけれど
バンドをやる限りは避けて通れない関門。
【Brunch Thru】の場合はリーダーの和くんだった。
理由は家庭の事情。
幼馴染で気心の知れた4人だからこそ出来た
“おバカでファンキーなバンド"【Brunch Thru】
それじゃ、代わりの人をいれたら務まるの?
残りの3人が出した結論は
このメンバーでなければ【Brunch Thru】はない。
それが成立しなくなる⇒解散。
おバカがつくほど潔い決断。
大阪MUSEについた途端にばったり顔を会わせたのが【cube】かずき君。
会場内にはすでに【High-G】がスタンバイして歌い始めていた。
解散の報せをきいて「15分でいいから歌わせてくれ！」って
午前4時にメールしてきて
本来ありえない、開場と同時の開演で3曲分確保。
言葉は要らない。凝縮したライブをみせてくれた。
みんな解散のことを知っていて、でもしんみりはしたくない。
記憶に残る、後々の語り草になるような
究極のライブをしようとそれぞれのアーティストが競い合った。
【Noel】【Cunning Anty】【Real Groove】【Golila Attack】
学祭みたいな異様に熱い盛り上がりになっていた。
最初のアーティスト入れ替えMCに出てきた
キバヤシくんと？？君⇒（ネコのお面顔）⇒TAKUMI君でした♪は
黒のスーツに黒のネクタイ姿。
「最後らしく真面目に･･･」って言ってる時点ですでにネタ！
「今日のライブのテーマは『キューキョクのライブ』をすること！
記憶に残るライブにするから、みんな、ヨロシク！！」
次の入れ替えMCは浴衣姿のTAKUMI君と
カンペキ女装の【High-G】ボーカル孝人くん、似合いすぎですよ!
TAKUMI君のマジにドギマギ姿がめちゃかわいい。
3番目のMCはキバヤシくんと【High-G】Baのアキくんコンビで
漫才？しながら着ていたＴシャツを脱いでプレゼント。
一体何枚着てた？
4番目MCは【Noel】ボーカル誠弥くんと化粧を落とした【High-G】ボーカル孝人くんの
ブランチ暴露ネタ。出てきたTAKUMIくんは大爆笑。
いよいよ【Brunch Thru】のステージ。会場は満員。熱気が立ち込める。
後ろのほうにはたくさんのアーティストが駆けつけていた。
キバヤシくんが言う。「泣いたヤツはデコピンな！！」
「めっちゃ気持ちいい！！この人波、酔うなぁ！！」
スロットル全開のライブが続く。観客も応えて手を突き出し、踊る。
会場全体の人波が揺れる。
ライブ終盤にさしかかるとキバヤシくんが切り出した。
「誰かデコピンしてください。」
ライブのはじめにはアイカラーつけてたのに
涙と汗ですっかりとれてしまったね。
【Brunch Thru】を振り返るMCタイムではTAKUMI君が号泣。
AKIくんもキバヤシくんも涙ぐんでいた。
脱退が決まっている和くんは
ステージでもブラックスーツにブラックタイのまま
涙をぐっとこらえていた。
それでも演奏のボルテージは上がる一方。
振り向くと【Real Groove】ボーカルのheart君が
真剣な顔でステージを見つめていた。
一番のライバルの最終ステージを
すべて吸収しようとするかのような迫力があった。
【Brunch Thru】ステージ終了！！
当然のこと、大アンコールが巻き起こる。
出てきたキバヤシくんが笑顔でいう。
「今日のライブのテーマは?
アンコールでみんなが呼んでくれたから9曲目の演奏ができます！」
キューキョクのライブって、それかい！！
最後までおバカなサプライズは、さすが【Brunch Thru】♪
キバヤシくんのパントマイムも堪能できて、
嵐のような興奮状態の中、アンコール曲も終了！
出演アーティストからたくさんの花束が贈られて
ステージ上で抱き合い、ハイタッチ！
間違いなく最高のライブができた！
その達成感を会場にいた皆が感じて至福の時間がすぎてゆく。
お疲れ様。今までありがとう。
活動は止まっても【Brunch Thru】は記憶に残るし、
メンバーの音楽魂も消えやしないから
ライブ後の和くんの涙も含めて
最高の形の解散ライブかもしれないね。
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